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新型ノアのスタッドレスタイヤは何インチ?インチダウンできる?

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Takayoshi Kyoda

Takayoshi Kyoda

静岡県静岡市在住。30歳を機に、新たな挑戦としてライティング業を始めた駆け出しライターです。自動車に関する記事を中心に恋愛や投資、お酒など幅広くライティングをしています。学生時代は教員の道を志すも、人生経験のつもりで就職した自動車関係の会社でモノづくりと車の楽しさに取りつかれ、現在も自動車業界に従事。自動車業界での経験を活かした専門的な知識から、必要不可欠な情報まで誰にでも分かりやすくお伝えすることを心掛けています。

8年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型ノアと新型ヴォクシーが2022年1月13日に発売され、大きな注目が集まっています。

冬の季節には、ミニバンに乗って家族や友人とゲレンデに行く人、降雪地帯ではスタッドレスタイヤに履き替える人も増えてきます。

そして、スタッドレスタイヤを購入する際に費用を抑える目的でインチダウンを検討する人もいるのではないでしょうか。

今回は、新型ノアはスタッドレスタイヤのインチダウンが可能なのか紹介していきます。

 

目次

新型ノアとは?

新型ノア

(出典:トヨタ自動車 https://toyota.jp/noah/gallery/?padid=from_noah_top_navi-menu_gallery)

 

日本ではSUVと並んで人気が高いジャンルであるミニバン。

その中でもノアは、トヨタ自動車から販売されているミニバンの代表する車種です。

ノアは、1996年に発売された40系の「タウンエースノア」から始まり25年以上の歴史を歩んできました。

そして、2022年1月13日に初代から数えて5代目の「新型ノア(90系)」が発売され、数週間で月販目標台数の8,100台を超える順調な受注状況となっています。

 

先代モデルと新型ノア大きな違いは2点。

1点目は、5ナンバーが廃止され全モデル3ナンバーとなり居住性が向上しているところです。

サイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mmとなり、特に車高が先代より70mm高くなっているため広さを感じる室内になっています。

 

2点目は、安全装備「トヨタセーフティセンス」の進化により安全性能が向上した点です。

ミリ波レーダー、単眼カメラで歩行者や自転車を認識する機能や車間距離が近づきすぎないように減速を支援するシステムなど、現在考えられる全て安全装備が備わっていると言っても過言ではないでしょう。

今年はホンダから新型ステップワゴン、日産から新型セレナとミニバンが新車市場をにぎわす1年となりそうですが、新型ノアはその中でも中心的な存在になること間違いなしです。

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新型ノアのタイヤサイズは?

新型ノアは、ベースのX、中間のGとS-G、上位のZとS-Zの全5種類があります。

それぞれにガソリン仕様とHEV仕様がありますが、タイヤサイズについてはS-Z 2WD(ガソリン仕様)のみが17インチで、その他は全て16インチとなっています。

 

HEV 仕様のS-Z 4WD(E-Four)は、16インチとなるため注意が必要。

オプションでは18インチのアルミホイール&タイヤセット(316,000円/1台分)も用意されています。

 

それぞれグレードの詳細は、下記の通りです。

 

16インチ (グレード:S-Z 4WD、S-G、Z、G、X)

タイヤサイズ205/60R16
ホイールサイズ16×6.0J
ボルト穴数/P.C.D5/114.3
インセット40

 

 

17インチ (グレード:S-Z 2WD(ガソリン仕様)

タイヤサイズ205/55R17
ホイールサイズ17×6.0J
ボルト穴数/P.C.D5/114.3
インセット40

 

 

18インチ (オプション)

タイヤサイズ215/45R18
ホイールサイズ8×7.0J
ボルト穴数/P.C.D5/114.3
インセット40

 

タイヤサイズの見方は?

例:【タイヤサイズ:205/60R16】

205→タイヤ幅 (mm)

60→扁平率 (断面高さ)

R→ラジアル構造 (タイヤの構造)

16→リム径 (ホイールの内径、インチ)

 

ホイールサイズの見方について

例:【16×6.0J】

16→リム径 (ホイールの内径、インチ)

6.5→リム幅 (ホイールの幅、インチ)

J→フランジ形状

 

新型ノアはインチダウンできる?

新型ノアのタイヤは16インチが主な設定となっており、S-Z 2WD(ガソリン仕様)のみ17インチ設定。

新型ノアでは先代まであった15インチ設定がなくなっています。

また、インセットも大きく変わっていることで前モデルの60、70、80系のホイールが取り付けは難しいです。

では、先代モデルまで設定があった15インチへインチダウンできるのでしょうか。

 

答えは「NO」です。

理由はインチダウンすることでブレーキに干渉するからです。

そのため、15インチへのインチダウンは難しいでしょう。

しかし、16インチは全車で装着可能なため、17インチのS-Z 2WD(ガソリン仕様)は16インチへインチダウンができます。

 

インチダウンのメリット

スタッドレスタイヤの購入でインチダウンをご検討されている方にインチダウンのメリットを3つ紹介します。

1. 価格が安くなる

タイヤのサイズが小さくなるにつれて、タイヤの価格は安くなるのが一般的。

スタッドレスタイヤは、通常のタイヤに比べて値段が高めに設定されているので、インチダウンすればタイヤ費用を抑えることができます。

 

2. インチダウンすることでより滑りにくくなる

インチダウンするとタイヤの幅が小さくなり、地面とタイヤの接地面積も小さくなります。

接地面積が小さくなると車の重さが一点に集中し雪面との接地圧が高まるため、より滑りにくくなるというメリットが得られます。

 

3. 乗り心地が良くなる

インチダウンすることでタイヤの空気量が増え、クッション性が高まることで衝撃を吸収しやすくなるので乗り心地が良くなります。

段差を乗り越えるときや固い雪に乗り上げたときに、ホイールとタイヤへのダメージも軽減されます。

 

インチダウンのデメリット

反対に、インチダウンをすることのデメリットは何があるのでしょうか。

 

1. 見た目が良くない

インチダウンするとタイヤゴムの面積割合が増えてホイールが目立たなくなってしまいます。

外観にこだわりを持つ人にとっては、特に受け入れがたいデメリットかもしれません。

 

2. コーナリング性能が落ちる

インチダウンすることでタイヤに「よれ」や「たわみ」が発生しやすくなります。

これにより走行時の車体にふらつきが起きやすくなり、特にコーナリングでの走行安定性が低下します。

カーブの時は速度を落とすなど、慎重な運転を心掛けましょう。

 

3. グリップ性能が低下する

これはメリットの滑りにくくなることの背反ですが、接地面積が小さくなることで氷の上などでは滑りやすくなってしまいます。

アイスバーンなどではグリップ面積を大きくすることが効果的なため、目的地の環境に合わせてタイヤサイズを選んで過度なインチダウンはしないように気を付けましょう。

 

インチダウンの注意点は?

インチダウンには、いくつかの注意点があります。

いずれも法規や安全に関わるものなので十分に注意が必要です。

 

1. タイヤの外径を変えない

タイヤの円周の長さが変わってしまうと、スピードメータに誤差が生じます。

スピードメータの誤差は車検に通らないだけでなく、そのまま乗り続けるとスピード超過にも繋がるため注意してください。

 

2. ロードインデックスの確認

ロードインデックスとはタイヤ1本で支えることができる最大負荷能力の指数です。

インチダウンをするとロードインデックスの数値が下がってしまうことがあり、特に車両重量が重いミニバンなどは注意が必要です。

 

3. ブレーキ周りの干渉

1インチ程度のダウンで干渉することはあまり起きませんが、ホイールサイズが変わることでブレーキキャリバーに干渉してしまうことがあります。

ホイールがブレーキキャリバーに接触してしまうと、そもそも取り付けができませんので購入前にしっかり確認しましょう。

 

無理な装着は重大事故に繋がることもあるため、インチダウンはディーラーやタイヤ専門店で相談しながら行うことをおすすめします。

 

まとめ

スタッドレスタイヤを装着した新型ノアであれば、降雪地帯での運転も安心安全です。

タイヤは、車の見た目も性能も左右する重要なパーツです。

インチダウンには、メリットだけでなくデメリットや注意点もあるため、専門店などに相談しながら納得がいくタイヤ選びをしてください。

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