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マツダCX-50を日本でなぜ売らない?北米市場向けのCX-50を紹介!

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Takayoshi Kyoda

Takayoshi Kyoda

静岡県静岡市在住。30歳を機に、新たな挑戦としてライティング業を始めた駆け出しライターです。自動車に関する記事を中心に恋愛や投資、お酒など幅広くライティングをしています。学生時代は教員の道を志すも、人生経験のつもりで就職した自動車関係の会社でモノづくりと車の楽しさに取りつかれ、現在も自動車業界に従事。自動車業界での経験を活かした専門的な知識から、必要不可欠な情報まで誰にでも分かりやすくお伝えすることを心掛けています。

2021年10月、マツダは2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の計画を発表しました。

日本でも根強い人気を誇るSUVに関する発表だけあって注目も高まりましたが、この発表の中でも特に話題となっているのがCX-50です。

 

これまでのマツダのSUVとは、一味異なるCX-50の日本導入はあるのでしょうか。

 

今回は、マツダの新世代SUV第一弾となるCX-50についての紹介と日本導入の可能性について解説していきます。

 

目次

マツダCX-50とは?

CX-50

マツダのCX-50は2022年1月にアメリカ アラバマ州に建設されたマツダとトヨタ自動車との合弁工場で生産がスタートしました。

 

北米での販売は2022年春を予定しています。

しかし、CX-50についてはサイズやプラットフォームなど詳細情報がまだ公開されておらず、謎に包まれていることも多いです。

 

マツダはラージ商品群とスモール商品群という2つの商品群を設定していますがCX-50はスモール商品群に属します。

ボディサイズはCX-5とCX-8の中間ほど。

そして、プラットフォームは同じスモール商品群の新型MAZDA3と共通となることが予想されます。

エンジンは2.5L直列4気筒ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.5」と2.5L直列4気筒ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」の2種類が用意。

 

CX-50には、マツダ最新技術も多く搭載されています。

駆動面では電子制御で駆動力をコントロールし、燃費と走破性を高次元で両立新世代4WDシステム「i-ACTIV AWD」を搭載。

運転支援システムは、「i-ACTIVSENSE」が標準装備されています。

居眠りの検知を行う「ドライバー・モニタリング」や前方車の追従とステアリングをアシストする「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」など最新技術が詰まっています。

 

エクステリアは、全幅幅を感じるワイドな印象でオフロード感が押し出されています。

デザインテーマの「魂動(こどう)-Soul of Motion」を感じる力強い仕上がりが印象的です。

 

インテリアも、これでも以上に質感がアップした仕上がりになっています。

メータはフル液晶化されており、最新の「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」を装備

8.8インチもしくは10.25インチのインフォテインメントシステムが搭載されています。

 

運転席は縦長のエアベントなどドライバーに対して左右対称のデザインとなっており、マツダが目指す車との一体感、「人馬一体」を感じられるデザインになっています。

 

アメリカ市場専売のCX-50の特徴

アメリカで生産、販売されるCX-50にはどのような特徴がみられるのでしょうか。

日本でもおなじみのCX-5とも比較しながらその特徴を見てきましょう。

 

CX-5よりもアウトドア向けに設計!

CX-50は発表動画や画像にルーフキャリアやオフロード用タイヤが装着されていることからも、アウトドア性の高さをアピールしていることがわかります。

 

一方、CX-5は2代目から洗礼されたデザインになったことで都会派SUVのイメージが強くなっています。

 

SUV大国であるアメリカでは、SUVにも多様なニーズがあります。

特に、近年はアウトドア人気に伴い、オフロード走行のニーズが高まっていることからアウトドア性の高いCX-50が誕生しました。

今後、マツダは都会派SUVのCX-5とオフロード派SUVのCX-50という異なる商品性のSUVを併売していく計画です。

 

サイズやパワーは?

それでは、気になるオフロード性を高めたCX-50のサイズとパワーを見てきます。

 

しかし、マツダからもCX-50の詳細情報が明らかになっていないため、ここでは予想サイズでの紹介となります。

 

まず、サイズについてはCX-5とCX-8との中間とも予想されますが、全幅はCX-9よりも大きいとの噂もあります。

全高に関しては、オフロード性を高めるためにCX-5同等かそれ以下が予想されます。

車種全長全幅全高ホイールベース
CX-54,575mm1,840mm1,690mm2,700mm
CX-504,750~

4,800mm?

1,840mm?1,600∼1,690mm?2,750~

2,800mm?

CX-84,900mm1,840mm1,730mm2,930mm
CX-95,075mm1,969mm1,747mm2,930mm

 

次にエンジンについては、自然吸気の「SKYACTIV-G 2.5」とターボ仕様の「SKYACTIV-G 2.5T」の2種類が用意され、トランスミッションは6速ATの設定となります。

エンジン名SKYACTIV-G 2.5SKYACTIV-G 2.5T
エンジン2.5L 直列4気筒ガソリン2.5L 直列4気筒 ガソリンターボ
最大出力187hp256hp
最大トルク25.7kgm44.3kgm
トランスミッション6速AT6速AT

 

 

CX-50の日本導入の見込みは?

気になる日本市場への導入ですが、残念ながら現時点では日本市場での導入予定はありません。

 

これまでのマツダとは異なるオフロード性の高い仕上がりに、日本でも発表直後から注目を浴びていたCX-50。

それだけに、CX-50に日本導入の予定がないことに残念に思う方も多いでしょう。

 

日本導入が見送られる理由の1つに、日本ではCX-5の売れ行きが好調であるという背景があります。

CX-5はデザイン性もさることながら、乗り心地と走行性の良さから若者世代や女性からも人気を集める車種となりました。

そのため、オフロード性の高いCX-50より、乗り心地の良さと洗礼された都会派デザインが重視されたCX-5のほうが日本では支持を得ていくことが予想されます。

 

ただ、昨今のSUVブームによってRAV4などのオフロード向きのモデルから、カローラクロスやヴェゼルのような都会派デザインのモデルなど、さまざまなタイプが販売されているのも事実。

マツダはCX-5という売れ筋モデルをかかえていますが、もう少しオフロードよりに合わせたモデルの展開をしても良いのではとも思います。

 

CX-50の日本導入も期待したいところです。

 

まとめ

発表直後から大きな注目を浴びた、マツダのCX-50。

残念ながら日本での導入は予定されていませんが、マツダが掲げる「クロスオーバーSUV商品群の拡充計画」の第一弾としてCX-50はこれからに期待を持たせてくれる1台です。

 

今後、日本では2列シートのCX-60、3列シートのCX-80の導入が予定されています。

 

SUV戦国時代において、マツダのSUVから目が離せない日々がまだまだ続きそうです。

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