トヨタは2021年8月、新型ランクル300の国内発売開始を発表しました。
しかし、発売直後からオーダーが殺到し、異例の長期にわたる納車待ちが発生しています。
納期はいつ頃になるのか気になるところですが、果たして、納期を早める方法はあるのでしょうか。
目次
ランクルとは?
(※出典:トヨタ自動車 https://toyota.jp/landcruiser/gallery/?padid=from_landcruiser_top_navi-menu_gallery)
ランドクルーザーは、トヨタ自動車が製造・販売する本格クロスカントリー4WD車です。
日本では「ランクル」の愛称で呼ばれています。
トヨタのラインナップの中で最も長い歴史を持つランクルは、1951年8月に初代「トヨタジープBJ」として誕生。
初代は小型トラックのシャシーをベースに四輪駆動用に改造されたモデルで、当時、警察予備隊と呼ばれていた現在の自衛隊向けに開発されました。
1954年6月より「ランドクルーザー」という車名に改め、一つの車名で継続生産されてきました。
そして、現在も新車として販売されている車種であり、日本製の自動車の商標として70年を超える最も長い歴史を持つモデルです。
また、圧倒的な存在感とオフロード性能は世界でもトップレベルといわれています。
ワイルドかつ洗練されたデザインに堅牢なラダーフレームを備え、トルク感たっぷりの大排気量エンジンを搭載。非常に高い悪路の走破性能を誇り、どんな環境でも安定した走行を可能にします。
ランクル300の納期は?
今までは10年前後のスパンでフルモデルチェンジを発表してきたランクルですが、今回はおよそ14年ぶり且つ、生誕70周年を迎えたタイミングでのフルモデルチェンジとなりました。
気になる納期ですが、トヨタからの公式発表では「納期は2年以上となる見込み」とのことです。
さらに、ディーラーの情報では4年か5年待ちともいわれています。
なぜこのような長期の納車待ちが起きているのでしょうか。
理由としては、世界的に人気が高いランクルの新型であることから、日本のみならず世界各国からオーダーが殺到しており、そのうえ、日本向けの生産台数の割り当てが少ない中に、多数のオーダーが集中しているのが大幅な遅延を招いてしまっているようです。
納期を早める方法は?
なかなか聞いたことがないような異例の納車待ちが発生している新型ランクル300。
少しでも納期を早める方法はあるのでしょうか。
早める方法はない
残念ながら現時点では納期を早める方法はないようです。
トヨタの公式アナウンスでも、「今後の生産状況によって納期の見通しは変更となる可能性がある」とのことなので、気長に待つしかなさそうですね。
どうしても急ぐのならば、大量にオーダーを入れていそうなランドクルーザー専門店などでキャンセル物を狙うという手もあります。
キャンセル物に出くわすかどうかは運次第なところではありますが、もしかすると探す価値があるかもしれません。
オークションで高額取引も・・・
そんな納期待ちの裏では、正規ルートではなく抜け道を使ってでも手に入れている人がいるのだとか。
実際にオークションでは、左ハンドルの並行輸入新車が1,000~2,000万円程度で高額取引されています。
契約時に転売目的でランクル300を購入しないことを誓約する文書や覚書を交わさないと購入できない流れにもかかわらず、納車後すぐに転売しようとする転売ヤーや海外輸出業者らしきオーダーが見受けられ、問題視されているのです。
このまま納期遅延が続き、定価以上を払ってでも早く手に入れたいという方がいる限り、このような取引は後を絶たないでしょう。
まとめ
生誕70周年のタイミングでフルモデルチェンジを遂げたランクル300は世界中から注目を集めました。
国内外問わずオーダーが殺到していることから、納期はトヨタの公式発表で2年以上となる見込みです。
また、ディーラーの情報では4年以上といわれています。
納期を早める方法はなく、それでも急いで欲しい方は販売店でキャンセル物を狙ってみるのもいいかもしれません。