昨今、一大ブームの1つになっているキャンプ。
新型コロナウイルス影響もあり、密を避けられるキャンプの人気は高まり一人でキャンプを行う「ソロキャン」なども登場しました。
キャンプはテントやテーブルなど多くの荷物を運搬するため、車も重要な役割を果たします。
最近では車中泊ができるように車を改造する人もいて、車はキャンプを行う際の1つのツールにもなっています。
今回はこれからキャンプを始めたい方、キャンプ用に車を購入したい方にキャンプでおすすめの車をご紹介します。
目次
キャンプに向いている車の選び方
キャンプへ行くときには、荷物をたくさん運べる車がおすすめです。
しかし、荷物をたくさん運べればどんな車でもよいかというとそうではありません。
まずは、キャンプ用に向いている車の選び方をご紹介します。
車内の広さ
キャンプではテントやバーベキューコンロ、寝袋、食材など多くの荷物を運ばなければいけません。
キャンプ場によってはテントやバーベキューコンロをレンタルしているところもありますが、食材や調理道具など最低限の荷物は持っていく必要があります。
そして、荷物だけはなく家族や友人など人が乗れるスペースも重要となります。
居住スペースがある車だと荷物が乗れず、反対に後部座席を倒すと人が乗れなくなってしまうため両方のバランスが取れた車を選びましょう。
駆動方式
道路が整備されているキャンプ場ではぬかるんだ道はほとんどありませんが、山の天気は変わりやすいため悪路の走行も想定しなければいけません。
悪路を走行するときに欠かせない駆動方式が4WD(四駆)です。
4WDは4つのタイヤ全てが駆動するので、悪路でも地面を掴んで走り抜けることができます。
近年では2WDの車が主流となっていますが2WDの車はエンジンからの動力が前輪、もしくは後輪のタイヤのみにしか伝わりません。
そのため、動力の伝わっていない方のタイヤが泥にはまってしまったときは抜け出すことができません。
アウトドアをする機会が多い人やこれからキャンプ用の車をお考えの方は、4WDの設定がある車を選ぶのがおすすめです。
フルフラットシート
キャンプでは急な悪天候により、テントが張れずに車中泊をしなければいけないことも発生するかもしれません。
そんなときに便利なのがフルフラットシートです。
フルフラットシートとはシートを倒すと車内のシートが平面になり足を伸ばして寝転ぶことができる仕様です。
無理な姿勢での睡眠はエコノミー症候群などを引き起こすこともあるため、車中泊に備えてフルフラットシートの検討のポイントに入れるといいでしょう。
キャンプに向いている車の種類は?
つづいては、キャンプに向いている車種についてご紹介します。
SUV
SUVはスポーツやアウトドア向けの機能が搭載された、キャンプに適した車種です。
タイヤが大きく4WD設定のある車種もほとんどのため、高い段差の乗り越えや悪路の走行も問題ありません。
トランクも大きいため、荷物の多くなるキャンプでも活躍してくれる車種です。
ミニバン
ファミリー向けのイメージの強いミニバンですが、キャンプでも活躍をしてくれる車種です。
ミニバンは荷物を多く詰めるだけなく、乗員も多く載せられるため1台で荷物を運ぶことも人を運ぶこともできる万能な車です。
また、座席をフルフラットにできるものを増えてきているため車中泊にも対応できます。
ミニバンは2WD設定のものが多く出回っていますが、キャンプ用に使いたい方は4WD設定を選ぶのを忘れないようにしてください。
ピックアップトラック
日本ではなかなか見かけることが少ないですが、アウトドアの車と言えばピックアップトラックを忘れてはいけません。
頑丈なボディと力強いエンジンは悪路を走破するのに適しており、大きな荷台はキャンプ用品だけでなくバイクや自転車も運ぶことができます。
日本の狭い道路や駐車場では苦労をすることがあるかもしれませんが、アウトドア用に車を買いたい方は是非候補に入れてみてください。
キャンプ用におすすめの車は?
実際にキャンプで活躍してくれる車はどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、Car tiden編集部がキャンプにおすすめの車を5車種ご紹介します。
スバル フォレスター
まず、おすすめするのはスバルのSUV「フォレスター」です。
フォレスターの特徴はパワフルな走破性と荷室容量です。
スバル独自の*AWDシステム「シンメトリカルAWD」は、低重心で重量バランスにも優れており悪路でも地面をしっかり掴んで突破します。
フォレスターは安全装備も充実しているため、キャンプだけでなく普段使いの車としても活躍してくれます。
(*AWD…All Wheel Driveの略で4WDと基本機能は同じとなります)
三菱 デリカD:5
三菱のデリカ D:5はミニバンでありながら、その走破性はSUVを凌ぐほどの力強さです。
本格的なオフロードを突破できるミニバンは、デリカ D:5のみと言っても過言ではないでしょう。
デリカ D:5は走破性もさることながら、ミニバンなので乗員も荷物も多く載せられるのが魅力です。
デリカ D:5は2列目と3列目のシートを倒すとフルフラット化できるため車中泊にも適しています。
スズキ ジムニー/ジムニーシエラ
コンパクトなボディのため、キャンプ好きの女性から人気の高いスズキのジムニー。
コンパクトな車であるため少し室内が狭く荷物スペースが確保しにくいかもしれません。
しかし、ジムニーはルーフラックなどアフターパーツも豊富に揃っているため荷量に関しては無限の拡張性を秘めています。
ソロキャンプを楽しみたい人には、コンパクトな本格派SUVのジムニーがおすすめです。
スズキ エブリイワゴン
キャンパーに人気の軽自動車「エブリイワゴン」です。
エブリイワゴンの魅力は、なんといっても軽自動車で低価格ながら広々した空間で人も荷物も運べるところです。
後部座席を倒せば大人でも横になって寝られる広さです。
軽自動車のため小回りも効きやすく、4WD設定もあるためキャンプには最適な軽自動車であること間違いなしです。
トヨタ ハイラックス
最後にご紹介するのは、トヨタの「ハイラックス」です。
ハイラックスは国産車で新車購入のできる数少ないピックアップトラックです。
力強いエンジンと4WDシステムは悪路走破性も高く、上級者向けの荒れ地でのキャンプでも活躍してくれます。
ピックアップトラックの荷台は居住空間とは別の外にあるため、汚れたり濡れたりした荷物も気にせずに乗せることができます。
まとめ
近年、人気が高まっているキャンプは車選びで楽しさも気持ちも高めることができます。
車は日常使いだけなく、キャンプやアウトドアなど一緒に旅をすることでさらに愛着が湧くようになります。
これからキャンプを楽しもうとお考えの方、キャンプ用に車を買い替えようお考えの方は自分に合った1台を見つけてみてください。