キャンプといえばテントで寝泊まりすることを想像される方が多いでしょう。
しかし、最近は車で寝泊まりする車中泊キャンプが増えています。
車中泊のキャンプはテントを張る手間が省け、急な雨にも対応することができるので、安全かつ快適に過ごせるでしょう。
そこで、今回は「これからキャンプを始めたい」「車中泊キャンプに挑戦したい」という方に車中泊の便利グッズをご紹介します。
目次
車中泊で必要なグッズとは
車中泊はテントを張って寝泊まりする際には使わない、車中泊独自のグッズが必要になる場合があります。
まず、車中泊ではどのようなグッズが必要になるのか見ていきましょう。
プライバシーを守るグッズ
車中泊とテント宿泊の最も大きな違いは、車中泊では車の窓から室内が覗けてしまうことです。
テントであれば外から室内を覗くことはできませんが、車中泊ではガラス窓から中が丸見えになってしまいます。
そのため、車中泊をする際には窓を隠すためのシェードやカーテンが必要になります。
車によって窓のサイズは異なるため、寸法を測って隙間なく隠せるシェードやカーテンを探しましょう。
睡眠グッズ
キャンプでの睡眠グッズといえば寝袋(シュラフ)を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、車中泊では就寝用の「車中泊マット」も重要になります。
フルフラットにできるシートでも多少の凸凹ができてしまうことと、固いシートの上での睡眠は快適とはいえません。
そんな悩みを解決してくれるのが車中泊マットです。
車中泊マットの選び方は収納性と厚みがポイントとなります。
車中泊マットは広げて使うものなので、大きすぎると持ち運びに不便です。
そのため、空気を入れて使用するエアーマットタイプが人気です。
厚さは薄すぎるとシートの固さを吸収しきれず快適性が失われてしまい、冬では底冷えを感じやすくなります。
持ち運びの利便性と快適性の両方を考慮すると5~10cmくらいのマットがおすすめといえます。
居住性を高めるグッズ
車中泊は快適そうに見えて意外にも制限が発生してしまうこともあります。
その一番ともいえるのが「電気」です。
エンジンを掛ければ電気を得られると思う方もいるかもしれませんが、アイドリングは騒音になるためエンジンのつけっぱなしはマナーとして避けた方がよいでしょう。
(夜間のアイドリングを禁止しているキャンプ場もあります)
車中泊を快適に過ごすには明るさの確保と電源の準備が必須となります。
そんなときに用意したいのがランタンとポータブル電源です。
エンジンを切ったままルームランプを使用するとバッテリーが上がってしまう恐れがあります。
そのため、ランタンを用意して車内の明るさを確保しましょう。
車の中で使用するため、火を使うガス式とガソリン式は火災や一酸化炭素中毒の危険性からNG。
車内で使用する場合はLEDランタンを選ぶようにしてください。
そして、車中泊のみならずテントを使用するキャンプでも準備したいのが「ポータブル電源」。
ポータブル電源とは持ち運びが可能なバッテリーのことでスマホの充電はもちろん、電気が必要なサーキュレーターや扇風機など熱さ対策のグッズも使用可能になります。
エンジンを止めた状態でも電源が使えるようになるため、キャンプの際には1台準備すれば快適性は大きく高まること間違いなしです。
冷暖房グッズ
キャンプでは気温に対する対策が必須です。
特に車中泊では閉め切った環境下で過ごすことになるため、夜でも熱中症の対策は重要になります。
熱さ対策としては冷感マットやポータブルクーラーなどがあります。
冷感マットは電気を使用しなくてもよい省エネグッズなので1つは用意したいところです。
電気が貴重なるキャンプでは充電式や乾電池式のポータブルクーラーもおすすめです。
車中泊におすすめの便利グッズを紹介
ここからは車中泊におすすめの便利グッズをご紹介します。
プライバシーを守るグッズ編
まずは車中泊でのプライバシーを守るための便利グッズの紹介から。
窓を覆うものはシェードタイプとカーテンタイプがあります。
シェードタイプは車種によって専用となるものが多いですが、遮熱性や保温性にも優れているのが特徴です。
カーテンタイプは遮熱や保温に対する機能は弱いもの、汎用性が高く車を買い替えたり友達の車で使用したりと幅広く使える特徴があります。
アイズ マルチシェード
シェードタイプでおすすめするのが遮熱性に優れた「アイズ マルチシェード」です。
遮熱性を持った補強材入りのアルミ蒸着シートを使用することで夏の暑い日差しをカットし、冬は車内の温度が外に逃げるのを防ぎます。
各車種に合わせたサイズが用意されており、車内を隙間なく隠してくれます。
セイワ 楽らくマグネットカーテン
カーテンタイプでおすすめなのが「セイワ 楽らくマグネットカーテン」です。
車のフレーム部に付けるマグネットタイプなので吸盤のように落ちてしまう心配がありません。
UVカットも施されているため、紫外線が気になる女性キャンパーにもおすすめです。
睡眠グッズ編
次は快適な睡眠に欠かせないグッズをご紹介します。
フィールドア 車中泊マット
車中泊で快適な睡眠をとるために欠かせないのが車中泊マットです。
今回ご紹介するおすすめ車中泊マットは「フィールドア 車中泊マット」
クッション性の高い高密度ウレタンが使用されているため、フルフラットシートの凸凹も吸収してくれフラットな床を実現してくれます。
エアーマットタイプなので持ち運びにも便利です。
厚みは5cmと10cmが用意されています。
サイズはS/M/Lの3種類があるので、使用人数や車のサイズに合わせて選ぶことが可能です。
居住性を高めるグッズ編
車内で快適な時間を過ごすために必要なものはズバリ「電気」です。
電気と電源を確保することでスマホを充電できたり、タブレットで動画を観て過ごしたりすることが可能になります。
コールマン ランタン ラギッドパックアウェイランタン LED
「コールマン ランタン ラギッドパックアウェイランタン LED」は乾電池とUSBからの充電に対応。
そして、このLEDランタンの最大の特徴はランタンからスマホ充電も可能という点です。
車中泊やキャンプでは電源の確保は必須となります。
「コールマン ランタン ラギッドパックアウェイランタン LED」は1台で明かりを灯すのとスマホ充電の2つの機能を果たしてくれます。
BLUETTI ポータブル電源
BLUETTI ポータブル電源は軽量ながらも大容量の電力供給が可能です。
最大13台のスマートフォンやタブレット、ノートPCなどを充電できるため、キャンプ中の動画撮影も気兼ねなく行えるでしょう。
さらに、映画を見たい方も充電が切れる心配がないので思う存分楽しめます。
冷暖房グッズ編
最後にご紹介するのは、車内で快適に過ごすのに欠かせない冷暖房グッズです。
ショップジャパン ここひえ
夏の寝苦しい夜には冷房グッズが不可欠。
「ここひえ」は水を気化して涼しい風を届けてくれる卓上タイプの扇風機です。
睡眠時に首元に置くことで寝苦しい夜を快適に過ごすことができます。
USBケーブルから電源を繋げられるためポータブル電源があれば使用可能です。
昨今の熱帯夜では、冷房グッズ1つでは車内全てを冷却することはできず熱中症の危険性があります。
冷房グッズは複数用意して首元、足元など様々な箇所から体を冷やすようにしてください。
パナソニック 電気かけしき毛布
暖房グッズで手軽に使えるものが電気毛布です。
キャンプでは急な悪天候により気温が低下することもあるので夏場でも暖房グッズを1つ備えておくと安心です。
「パナソニック 電気かけしき毛布」は、室温センサーを搭載しており車内の温度に合わせて毛布を快適な温度に自動調節してくれます。
毛布は洗濯機での丸洗いも可能なので手入れのしやすさも魅力です。
車中泊キャンプにはさまざまなグッズを使用するのがおすすめ
今回は車中泊で使える便利グッズをご紹介しました。
キャンプでは急な天候の変化や予想だにしなかったトラブルなど遭遇することもあるので入念な準備が大切です。
とくにキャンプでは電気の確保と冷暖がとれるグッズは重要です。
電気と冷暖が確保できることで、万が一のトラブルが発生しても身を守ることができます。
車での快適な時間、安心で安全な車中泊を楽しむために入念な準備をしてキャンプに出かけましょう。